~本記事のテーマ~
- 市役所の激務部署ランキングは?
- 市役所って、部署によって忙しさは異なる?
- 市役所の楽な部署は?
市役所に勤めているけど、もうすぐ人事異動・・・
激務部署と暇な部署ってどこなんだろう?
そんなお悩みにお答えします!
市役所は、部署によって忙しさが大きく異なります。
- 激務の地獄部署
- ほどほどに忙しい部署
- 楽な天国部署
- 超楽な極楽部署
などなど
どうせなら、楽な部署がいいよね!
本記事では、市役所の激務&楽な部署ランキングを紹介します!
民間から市役所転職&激務部署経験のある僕が、市役所の忙しい部署を徹底解説するので、ぜひ参考にしてみてください!
ネット上にある激務部署ランキングがよく見られますが、それぞれ異なって
▼この記事の概要
- 市役所の激務部署ランキングは自治体によって異なる
- 財政・人事・国保関連は激務ランキング上位
- 商工観光は土日出勤の激務
- 本庁以外の外部機関は楽な部署が多い
市役所は部署によって激務がある!
まず結論ですが、市役所は部署によって「激務」になります。
その実態を解説していきましょう!
【実体験】激務部署で過ごした3年間!
僕自身、3年間の市役所勤務となりましたが、最初から激務部署に配属されました。
社会人枠での採用だったため、自治体が抱えていた大きなプロジェクトの担当部署に配属。初月から20~21時ころの帰宅は当たり前でした。
閑散期もほぼなく、定時で帰れたのは、1年で1か月くらいだったかなと。
激務時期は、「日をまたいで仕事」が1週間続くといった生活もありました。
部署によって激務もありますが、新規事業などのプロジェクトを抱えると忙しくなることもあるでしょう。
最近だと、コロナ関連で超激務になった部署もありますよね。
一方では楽な部署も存在!
一方、市役所には楽な部署も存在します。
いわゆる当たり部署。
業務量の差は、課だけなく、担当レベルでも異なるでしょう!
僕の経験上も、配属された課全体が忙しいのではなく、グループによって異なりました!
自分のグループは毎日残業、かたやお隣のグループは、毎日定時帰りという具合です。
激務部署ランキングを語るサイトの中には、「市役所は暇」という声もありますが、楽な部署だけではありません。
逆に、暇な部署ばかりだと、仕事量に見合った数以上の職員がいることに。それは、自治体としてちょっとヤバイですよね。
ネット上の激務ランキングは本当?
先にも述べましたが、ネット上にはさまざまな「激務部署ランキング」たるものを見かけます。
これらは、それぞれ異なる結果が出ていることもあり、「ギャップ」が見られるでしょう。
ギャップが出る理由として、以下のことが考えられます。
- 各自治体により方針や強化施策があるため、忙しい部署が異なる。
- 部署内でも係や担当によって、仕事内容・忙しさが全く異なる。
- 激務ランキング上位の部署で、ある時期は激務になるがそれ以外は楽な部署もある。
※時期的な忙しさは多くの部署でもある
当然のことかもしれませんが、市によって力を入れている政策は異なります。
業務分担の仕方や人口規模、さらには同じ部署でも係(グループ)によっても、業務量はさまざま。
しかも、市役所は縦割り社会。
異なる係の仕事に関しては、基本ノータッチです。
理想を言えば、激務⇔楽な部署で協力しあえると良いですが、市役所業務は、お互いの仕事を代行する権限がありません。
「担当制」のため、一度ルールが決まると、なかなか変更できないのが市役所アルアルです。
市役所の激務部署ランキングを発表!
では、市役所の激務となりやすい部署を見ていきましょう!
僕自身、市役所時代は激務部署でしたので、深夜帰りも何度も経験しています。
そのため、帰り際に「いつも夜遅くまでやっている部署」は把握していますし、総務の仕事で全庁的につながりが多い仕事をしていたのもあり、他部署からの情報も。
そんな経験から、市役所の激務部署を紹介していきます。
激務部署ランキング上位!
市役所の激務ランキングとして、上位に君臨する部署を紹介します!
自治体によって異なるところもありますが、参考にしてみてください!
▼年中ほぼ激務
- 財政
⇒市全体の予算・決算を統括。業務量は膨大。 - 人事
⇒市全体の人事面を統括。給与・手当、教育、福利厚生、採用など業務量は膨大。 - 国民健康保険
⇒市の管轄である国保に関わる業務。窓口対応、事務作業量が膨大。 - 商工観光
⇒市のイベント開催、商工会との連携、中小企業支援などの業務。祭りなどのイベントがあるときは残業や休日出勤もあたり前。
▼まあまあ激務
- 市民病院関連(庶務・施設)
⇒市民病院の経理や施設保全といった業務。業務の量は多いし、医師との連携もあって辛いこともある。 - 児童・子育て関連
⇒市内にある保育園・児童施設等の多くの施設管理や児童手当など、業務量は膨大となる。 - 教育関連
⇒市内にある学校施設の管理など、業務量は膨大となる。 - 高齢介護関連
⇒高齢者福祉、介護保険料、要介護認定などに関わる業務。窓口対応や事務量が膨大。 - 後期高齢者医療
⇒後期高齢者医療に関わる業務。窓口対応、事務作業量が膨大。
辛い系部署ランキング上位!
続いて、市役所の中で、辛い系のランキング上位を発表します。
自治体や時期によっては、激務にもなる部署なので注意が必要です!
▼辛い系
- 生活保護関連
⇒生保申請の受付、調査、訪問といった業務。お金のことなので揉めやすく、クレーム&声を荒げられることもしばしば。 - 道路管理
⇒市内の道路管理や境界確定の業務。申請やクレームなども多く、境界確定は市民の財産(土地)が関わるため揉めやすい。 - 管財
⇒市役所庁舎の管理、公用車・物品等の管理、市町村内の土地管理など幅広い業務。担当者の数によっては激務になる。
代表的な激務になりやすい部署は以上のとおりですが、他には時期によって忙しい部署も。
基本、年度末・年度初め・予算作成の時期などは、どこの部署も残業が多くなりがちですので、覚悟しておきましょう。
市民税関連は激務じゃない!?
ちなみに、「市民税関連が激務」という人もいます。
個人的には、激務部署ではなく、「当たり」の部署かなと。
市民税関連は、確定申告の時期とその後1~2か月は膨大な事務量になりますが、それ以外の時期はほとんどやることはなくなるでしょう。
確定申告関連は、市役所としても重要な業務。
そのため、繁忙期に備えてそれなりの人数をそろえている自治体が多いので、閑散期は「楽すぎ」とまでは言いませんが・・・って感じですね。
市役所によって、激務度は異なるところ!
これは、業務量や人数配分の違いによるものでしょう。
閑散期の業務調整(担当変更など)を行っているところはあるかもしれませんが、そうでないところは多いかと思います。
市役所の暇で楽な部署といえばココ!
市役所の中には、「天国(楽)」といわれる部署もあります。
どの自治体にも、激務部署の傍ら、楽な部署があるでしょう。
- 支所・出張所
- 図書館
- 美術館
などといった本庁から出た「外部機関の部署」になれば、仕事は基本的に楽。
ほとんどやることなく、楽すぎな部署もあるようです。
仕事もほどほどで暇な日もあり、ほぼ定時帰りの生活が送れるのではないかなと思います。
【市役所】激務部署に配属された場合の乗り越え方は?
市役所で、激務部署に配属されたときの乗り越え方もチェックしておきましょう!
市役所の人事異動は、3年に1回程度の周期。
いつ激務部署に配属になってもおかしくありません!
対策を考えておきましょう。
激務は3年耐える!
市役所に勤めていれば、いつかは人事異動に当たります。
自分も激務部署に配属される可能性があることは、覚悟しておきましょう!
市役所の仕事を続けたいなら、どれだけ激務でも乗り越えるしかないよね・・・
激務部署になったときには、以下の心構えを持っておくと良いでしょう。
- 人事異動があるので、激務部署も「ずっとは続かない」と考える。
- なるべくプレッシャーを感じないようにして、「淡々」と業務をこなしていくようにする。
- ストレス解消法を持っておく。
- ほんとうに辛いときは、上司や人事に相談すれば何かしら解決策はある。
辛いなら異動希望を出す!
ただし、市役所の激務部署は、なかなかハードな仕事になります。
精神的に病んでしまっては、元も子もありません。
「うつで長期休暇」なんて人も少なくないですので、限界になりそうなら、上司や人事に相談しましょう!
場合によっては、人事異動の対象に入れてくれるかもしれません。
激務がムリと思ったら転職も考える!
「市役所の激務には耐えられない」と思えば、転職を考えるのもありです。
このまま勤め続ければ、人事異動でのロシアンルーレット状態。
3年に1回、激務部署に当たる可能性が出てくるので、転職等を視野に行動を始めましょう!
- 民間企業に転職する?
⇒リクナビNEXT 等の転職サイトで情報収集 - 他の公務員に転職する?
⇒仕事や試験情報を収集する - フリーランスになる?
⇒スキルアップを始める
まとめ
市役所の激務部署ランキング上位に君臨するのは、財政・人事・国保といったところ。
商工観光も、イベントによっては土日出勤など激務になります。
他にも、自治体によって激務部署は異なります!
担当レベルでも、忙しい⇔楽な業務の差はあるでしょう。