~本記事のテーマ~
- 公務員からフリーランスには、どうやってなるの?
- 公務員からフリーランスになるメリットやデメリットは?
公務員を退職して、フリーランスになるにはどうしたらいいですか?
公務員を辞めてフリーランスになるのは、リスクが大きいかな・・・
フリーランスのデメリットってなんだろう?
そんな疑問にお答えします!
公務員は、激務や人間関係などのストレスもあり、「退職して、フリーランスになろうかな・・・」とお考えの方も多いですよね。
ただ、フリーランスへの転身は、不安も大きくなかなか決断するのは難しいかと思います。
僕も、公務員を退職してフリーランスになりましたが、勇気のいる決断でした。
ただ、フリーランスの知人がいたので、その体験談はとても参考になった覚えがあります!
やはり、フリーランスになるなら、実際に活動している人の体験談を聞くのは大事!
本記事は、僕自身の公務員退職&フリーランス経験をもとに、体験談や転身への秘訣を包み隠さず紹介します。
公務員からフリーランス歴4年の僕が、公務員からフリーランス転身法を完全公開するので、ぜひ参考にしてみてください!
▼公務員から転職に興味のある方はこちら!
僕が公務員からフリーランス転身した体験談!
まずは、僕が公務員からフリーランス転身した体験談を、詳しく紹介していきます!
公務員退職を考えたきっかけ!
僕の公務員歴は3年。
民間企業7年勤めたのちに市役所へ転職、3年間の公務員人生を送り、フリーランスへの転身に至りました。
市役所では、管財(総務)に配属され、「庁舎管理」や「市有財産(土地)の管理」などを担当。
入庁から3年後に控えた、「庁舎移転」の幹事部署としての経験もしました。
市役所内でも、変革のある時期に入庁し、いろいろとやりがいのある仕事は多かったです。
ただ、勤めてる中で思うところがあり、以下のような理由で退職を決断することになりました。
- 公務員以上のやりがいを求めた
- 物事の意思決定が複雑だった
- 年功序列に疑問を持った
- ブラック部署の悲惨な現状
- 職員の中で激務⇔暇の差が歴然!
- 本当に公務員が安泰か疑問になった
- 人生の時間を有意義に使いたい
とくに大きなところでは、仕事の価値観が合わなかったこと。
ハンコ文化や年功序列制度など、公務員の仕事が肌に馴染みませんでした。
また、職員の中でも業務量の差が激しく、激務の人がいる一方で、毎日定時帰りの人がいたりします。
がんばってる人が損をするような雰囲気が、好きではありませんでした。
退職前のフリーランス準備はあまりできなかった
僕が公務員退職を考えたとき、次の仕事は「フリーランス」一択でした。
もともと独立志向があったため、すぐにフリーランス挑戦を決断。
古くからの友人にも、フリーランスとして活動している人がいたので、いろいろ話を聞けたのはありがたかったです。
その友人が、「ブログ運営」で生計を立てていたのもあり、僕もブログでのフリーランス活動を行うことに決めました!
(※ブログと言っても、「日記」を綴るようなものではなく、アフィリエイトにつながるサイト運営です)
公務員を辞めようと考えてから、ブログの勉強を開始。
実際にブログを書いたりして、退職前にフリーランスへの準備を進めようとしましたが・・
退職を考えて始めての約1年間、市役所の仕事が忙しく、残業・休日出勤も頻発。
なかなかフリーランス準備に時間を取ることができず、このまま辞めるのは不安もありましたが、「市役所にいると、いつまでも次に進めない」と準備半ばで退職を強行しました、
自分の決断に後悔はなかったですが、もしフリーランス転身を目指すなら、やはり公務員として在籍するうちに、十分な準備を取っておくべきでしょう。
フリーランス4年の間に挑戦したこと!
僕が公務員からフリーランスになって、取り組んだことは主にブログ運営です。
- ブログ運営(主に3サイト運営)
- SNS運用(ブログサイトと連携)
- 情報商材や相談サービス運用(ブログサイトと連携)
ブログ運営を軸に、関連事業にも手を出したりしましたが、フリーランスとしての4年間での収益は、ほとんどがブログ運営からのアフィリエイト収入でした。
デビューして最初の2年間は、公務員時代に比べて収入を落としましたが、長く続けているとがんばった成果が出てきます。
「月収いくら」というような具体的な話は避けますが、月50万円超もあり得ます。
試行錯誤を繰り返しながらコツコツ取り組み、成果が現れたときの喜びはデカイですね。
ブログ運営をやってみて思うのが、「ネットビジネスの基本が学べる」ということ。
これからの時代、インターネットやSNSでのビジネスが主流になるため、フリーランスとして活動していくなら、ブログをやっておいて損はないでしょう。
フリーランスを続けて感じること!
公務員からフリーランスに転身して、4年を超えました。
「自分で稼ぐ」というのは、なかなか難しい面もありますが、公務員時代よりも日々の充実感は大きいです。
公務員を辞めた結果・・・ | |
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良かった点 | ・理不尽さのストレスはなくなった ・人間関係のストレスがなくなった ・仕事が忙しくても活き活きと働ける |
悪かった点 | ・フリーランスだと収入の不安がある ・社会的信用は減少する (・公務員の方がモテると思う) |
フリーランスでは、自分で決めたことを実践し、成功or失敗からPDCAして再チャレンジするのは、やりがいは大きいと感じます!
公務員時代のわずらわしい「ハンコ決裁」などが不要で、どんどんチャレンジできます。
チャレンジ精神が大きい方なら、フリーランスとしても活き活きと働けるでしょう。
一度きりの人生です。
今の仕事に疑問を持っているなら、「イヤイヤ続ける」か「自分がやりたいことをやる」のかは、決断するときなのかなと思います。
公務員からフリーランスになるための心構え!
僕自身の経験をもとに、公務員からフリーランスになるための心構えをまとめます!
フリーランス転身に必要な心構え!
公務員として働く中で、さまざまなストレスもあり、フリーランスに対して「楽しそう」「自由に働けてうらやましい」などと思う方もいるかと。
僕も公務員時代はそう感じてましたが、実際にフリーランスとして働く中で、良いことばかりではないことに気づきました。
フリーランスに転身するなら、以下の3点は心構えとして持っておくと良いでしょう。
- 自由には責任が伴う
- 「考える力」と「行動力」は大事
- 公務員退職前に準備をしっかりする
フリーランスは、公務員生活に比べて、自由度が大きく向上します。
公務員では、「仕事の時間・場所・社会的責任」などの制限が多く、ストレスは大きいですよね。
フリーランスなら、そういったストレスからは解放されて、「自由」になりますが、一方では、すべて自己責任に。
公務員なら、ミスがあっても上司や職場が守ってくれたりしますが、フリーランスならすべて自分で背負わなければなりません。
自分が責任者として、お客様からクレームを受けたり、収入が減ったり、SNSで叩かれたり(炎上したり)・・・といったことがあります。
また、フリーランスで仕事をしていくなら、自分で考え、自分で行動しなければなりません。
今の時代、スピードが重要になるので、モタモタしてるとチャンスを失ってしまいかねないので、行動力も大事。
さらに、僕自身はできなかったですが、公務員として在籍している間に、十分な準備をしておくべきでしょう。
フリーランスとして収入が減ると、精神安定上、良い仕事ができなくなってしまう可能性もあります。
収入が安定してるうちに、できる限りの準備をしておくと安心です。
フリーランス転身のメリットとデメリット!
公務員を退職し、フリーランスとして活動するメリット&デメリットをまとめます!
メリット | ・自由な働き方ができる(時間・場所) ・人間関係や公務員特有のストレスが減る ・仕事を選べる ・学びや自己成長につながりやすい ・成功すれば収入面の頭打ちはない |
デメリット | ・収入面が不安定 ・福利厚生がなくなる(社会保険など) ・社会的信用が減少 ・仕事や時間は自己管理 ・孤独を感じることもある |
フリーランスは、「自由」で「自己実現」への機会が増すのは大きなメリットです。
一方では、公務員のように安定した収入や、有給・ボーナスなどの福利厚生はありません。
とくに、収入面では、フリーランスになってみて「こんなはずじゃ・・・」と感じることもあるでしょう。
「ただ公務員の仕事がイヤ」だから、フリーランスになるという方だと、あまりオススメできないかもしれません。
チャレンジ精神があり、「フリーランスでやりたいこと」が明確なら、「やりがい」は大きいでしょう。
▼公務員からの転職も検討するならこちら!
フリーランスで成功するためのポイント
僕自身、フリーランスとして4年超働いていますが、成功するために大事なポイントだと思う点について、ベスト3を挙げてみます。
- 自己管理は基本
- 自己投資を惜しまない
- チャンスは逃さない
まず、「自己管理」は基本。「仕事するときは仕事、休むときは休む」というメリハリをつけていかないと、フリーランスとして長く続けていくことは難しくなるでしょう。
また、「自己投資」って超重要です。
公務員なら、上司や先輩など経験豊富な人に相談すれば、仕事について学ぶことができますが、フリーランスは基本的に一人で進めていきます。
そのため、自ら情報収集したり、スキルアップにつながるよう努めなければなりません。
今では、「本・オンライン学習ツール・セミナー」など、情報を仕入れるツールはたくさんあるので、多少費用がかかっても、自分の成長につながるものは、自己投資として利用すると良いでしょう。
新しい情報をどんどんに取り入れ、実践していくことが大事!
僕の場合、ココナラ などのクラウドソーシングで、オンラインレッスンを調べたりするのが多いです。
▼Amazonプライムなら「Prime Reading」で本読み放題!
(※無料体験あり)
フリーランスとして事業を行っていく中で、必ず「チャンス」が訪れる時は来ます。
そのチャンスに気づいて、行動を起こせるかは成功の秘訣になるでしょう!
公務員退職からフリーランス転身へのステップ!
公務員からフリーランスに向けてのステップを解説します!
僕自身の【公務員退職⇒フリーランス転身】の経験をもとに、詳しく解説します!
▼公務員退職からフリーランス転身の5ステップ
- フリーランスとしての仕事を考える
- スキルアップを始める
- 公務員退職時期を決める
- 公務員を退職する
- フリーランスの手続きをする
フリーランスとしての仕事を考える
まずは、公務員を辞める前に、フリーランスとして何をやっていくかの検討が大事です。
行き当たりばったりでは、生活が苦しくなる可能性大なので、公務員として収入が安定しているうちに、できる準備はしておきましょう!
~フリーランスの仕事例~
- ライティング系
- ブロガー(アフィリエイト)
- ライター
- クリエイティブ系
- Webデザイナー
- イラストレーター
- カメラマン
- IT系
- エンジニア
- アプリ開発
- ビジネス系
- コンサルタント
- マーケター
- 美容系
- 美容師(士業)
- ネイリスト
- 士業系
- 行政書士
- 司法書士
- 社労士
- その他特殊業務
- 占い師
- トレーナー
などなど!
※ココナラ やクラウドワークス などのサービスでは、フリーランスとして仕事を受注している案件も多いので、参考に見てみると良いでしょう!
ただし、転職も視野に入れているなら、並行して情報収集はしておくべきでしょう。
たとえば、転職サイトに登録して求人情報がチェックしたり、サイト内で「職務経歴書」を登録しておくことで、オファーがもらえたりします。
おもわぬ好条件での転職が実現する可能性があるので、転職サイトは登録しておくのがオススメです。
転職サイトなら、大手リクルートが運営するリクナビNEXT などでOKかと思います。
スキルアップを始める
フリーランスとしての仕事の方向性が決まったら、公務員退職前にスキルアップなどの準備をしましょう!
現在は、ココナラ などのオンラインサービスで、「スキル」を持つ人から学ぶことも気軽にできます。
「何かを学びたい」と思えば、ココナラで自分に合うレッスン等をチェックしてみるのもありです。
\いろんなスキルが手に入る!/
ココナラでスキルを学べば、自分がフリーランスになったときに、「こんなサービスは需要があるかも」という発想にもつながるので、一石二鳥です。(自分が提供する側になれる)
他にも、スキルアップで手軽なのは、「読書」とかも良いでしょう。
公務員退職時期を決める
次に、公務員の退職時期を決めます。
フリーランスとしての準備期間も考えつつ、ベストな退職時期を選びましょう!
退職時期によって、金銭面や休暇面での条件が変わります。
一般的に辞めやすいのは、3月末かなと。
公務員を退職する
公務員退職時期を決めたら、実際に上司等へ「退職の申し出」をします。
申し出る時期は、原則「職場のルール(規則)」をもとにしますが、「退職の1か月前」などが多いかなという印象です。
(※民法上は、2週間前ルールがあります。)
ただし、仕事や部署の状況にもよりますが、退職の申し出は、早いことに越したことはありません。
個人的には、遅くても「2ヶ月以上前」に言うのが良いのかなと。
退職手続きについては、「人事課」などの職員管理をする部署に聞くのが間違いないですが、ざっくりと以下の流れになります。
- 退職を決めたら、2か月以上前に直属の上司に申し出る(相談する)
※この時点では退職願はまだ出さない- 係長⇒課長⇒(部長)の順番に話すのがおすすめ。
- 退職理由や希望退職時期、有給消化などについてしっかり話しておく。
- 人事に申し出る
- 退職理由
- 退職時期の調整
- 手続きについて確認
- 退職願を提出する
- 手続き上、人事に提出が必要な書類を作成・提出
⇒人事担当者が親切に対応してくれる場合と、様式を調べて出すように指示される場合あり。 - 引継ぎ関連
- 引継書の作成&引継ぎ
- 挨拶回り
⇒メールor直接など、方法は職場による!
- (最終日)辞令交付
- 退職
フリーランスの手続きをする
公務員を退職したら、フリーランスとして活動する手続きをします。
最低限は、以上の感じかなと。
あとは、「事業専用の通帳を作る」などもありますが、僕は4年経ってもプライベート通帳と兼用してるので、軌道に乗ってから考えても良いかなと思います。
(※不安なら、税理士等への相談がオススメ)
▼開業届もできるfreee!
公務員からフリーランスになる前にやっておくべきこと!
公務員からフリーランスになる前に、やっておくべきことをまとめます。
- フリーランスの仕事の準備
⇒スキルアップや開業に向けた段取り - 準備資金を貯める
⇒やりたい事業にあわせて必要資金を貯める - クレジットカードを作っておく
⇒定職に就いてないと、作れない場合がある - 賃貸アパートなどを契約しておく
⇒定職に就いてないと、契約をしぶられることがある - 健康保険の検討
⇒任意継続?国保?家族の扶養に入る? - 開業届・青色申告承認届の準備
⇒開業後でもOK - 専用の銀行口座を作る?
⇒青色申告(確定申告)対策。プライベート兼用でも可能。
僕の経験上も、これらは今からやっておくと良いかなと思います。
フリーランスに関するQ&A!
フリーランスに関するよくある質問をまとめます。
フリーランスって稼げる?
公務員からフリーランス転身して、「稼げるか?」は気になるところですよね。
結論、フリーランスとして行う仕事次第になります。
公務員では、決まった金額の給料とボーナスがもらえますが、フリーランスは自分のがんばり次第。
「がんばり方」も大事で、がむしゃらにやればOKではないので、時代の流れを考え、売れるものや手法を取り入れて実践していく必要があります。
フリーランス協会が出している「フリーランス白書」では、年収200~400万円未満が多いようです。
ただし、公務員と違って年収の頭打ちは無いので、努力と工夫次第で大きく稼げる可能性もあります。
確定申告ってどうなる?
公務員からフリーランスになった場合、原則確定申告が必要です。
(※もし、1年間で得た「所得(収入-必要経費)」が48万円以下であれば、確定申告なしでも可。)
確定申告には、大きく分けて「青色申告」「白色申告」の2種類あります。
青色申告 | 白色申告 | |
---|---|---|
特別控除 | 65万円 55万円 10万円 | 基礎控除のみ |
事前承認 | 必要 | 不要 |
記帳法 | 複式簿記 (10万円なら単式可) | 単式簿記 |
確定申告 | 青色申告決算書が必要 (65万円ならe-TAX必須) | 提出書類が簡易 |
青色申告の場合、事前手続きや、複式簿記での記帳が必要となるため、抵抗のある方もいますが・・・
フリーランスとして事業を行っていくなら、青色申告のメリットは活かすべきでしょう。
青色申告では、確定申告の難易度が上がりますが、特別控除が「最大65万円」であるのは大きなメリットです。
フリーランスとして事業を拡大していくなら、青色申告はマストかなと。
事業内容にもよりますが、freeeなどの会計ソフトを使えば、税理士に頼まなくても青色申告は可能かと思います。
(※僕も4年間、freeeを使って申告しています。)
まとめ
公務員からフリーランスへの転身を考えているら、「なぜ辞めたいか」「フリーランスで何をしたいか」をよく検討することをオススメします。
フリーランスへの準備を進めつつ、転職も視野に入れるなら、情報収集が大事。
今やれるべきことを行い、公務員退職を目指していきましょう!